しだすが美味しいよー

しらすが美味しいよー)


読んだ本

人間そっくり (新潮文庫)

人間そっくり (新潮文庫)

安部公房は、高校の頃の国語の先生が中島敦の「山月記」をやってるときに面白そうに話してたから、いつか読みたかった。その先生の語り口は魅力的だったなぁ。
「今、安部公房を読んでるよ」と話した人2人に「難しいよ」と言われたけど、きっと「人間そっくり」は読みやすいんだと思う。(SFなんだってさー)面白かった!!
読んでて引き込まれた。「自分は火星人だ」と言って突然やってくる男に主人公は振り回され、読者も振り回され、そいつの話が二転三転して、それでも振り回されて、最後は「ごくっ」とつばを飲んだ。よ。落ちはいいとして、それまでの文章が恐ろしく理論的なのに、「舌を巻く」って感じでした。
好きでした。こういうの。子どもの頃から世にも奇妙〜は結構好きでした(一緒にするな)早く星新一が読みたいです。
砂の女とかも読みたいけど、きっと難しいんだろうなー